生活習慣病の治療とは
生活習慣病とは、動脈硬化の進行から脳梗塞・心筋梗塞を発症させたり、がんのリスクを高める恐ろしい疾患群です。
脂質異常症や高血圧症、糖尿病などの生活習慣病は、名前の通り「生活習慣の積み重ね」が原因となっていることがほとんどです。当院では、身近で受診しやすいという「かかりつけ医」の特性を生かし、自己管理の継続的な支援を行っています。
まずは病気の説明や、検査結果のとらえ方、その病気に必要な基本的な自己管理方法について説明します。そして、ご自分の現在の問題に気付けるよう、看護師が今までの生活習慣の振り返りを一緒に行います。その方の病状によりますが、生活環境や生活パターン、病気への思いなどを踏まえて「これなら自分にもできそうだ」と思える、その方その方に合った自己管理方法を一緒に考えます。その後の受診時には、体調や検査結果で自己管理の成果を一緒に確認し、必要があれば自己管理方法の見直しや相談を行います。
患者様の暮らしの中で継続した支援を
人の行動はなかなか変えることはできません。自分で考え、目標を持つことで変わり始めることができ、支援があって続けられ、生活習慣として定着していきます。
焦らずに自己管理を継続していくことが大切です。日々の自己管理の積み重ねが、最終的に生活の質の向上に結びつくように、暮らしの中で継続した支援を行ってまいります。
生活習慣病の特徴
- 自覚症状がなかなか出ず、早期発見が難しい。
- 自覚症状が出たときには、病気が進行していることが多い。
- 発症後は薬物療法だけではなく、生活習慣の見直しが必要である。
- 治療は一人ひとりの症状・体質・ライフスタイルに合わせて行なう必要がある。
このような方は来院をおすすめします。
ご自身の病気のことをよく理解し、医師と共に病状の評価と治療方針を相談しながら、上手に病状をコントロールして合併症を予防しましょう。
当クリニックでは、患者さん一人一人に合った指導および治療を心がけておりますので、お気軽にご相談ください。
生活習慣が不規則で、自分の健康状態が気になる
- 年を重ねるごとに、体重が増えている
- 過労ストレスが溜まっている
- 不規則な生活を送っている
- 外食が多く、1日の食事回数にむらがある
- 運動不足な生活を送っている
- 飲酒喫煙が多いと感じる
人間ドックや健診で以下の症状を指摘された
- メタボリック症候群、高血圧、脂質異常症、高尿酸血症、糖尿病など。
生活習慣病の治療の流れについて
食生活をはじめとしたライフスタイルが重要ですので、個々の疾患と重度、そして生活習慣を考え、一人一人に適した治療方針を立て、継続的な治療を行っていきます。以下は基本的な流れですが、受診者様によって来院回数や内容が変わりますので、まずは医師か、お近くのスタッフにご相談くださいませ。
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診察1回目
問診を行ないます。現状の生活習慣や身体について気になる部分などをお伺いします。身体測定・レントゲン・心電図・採血・採尿等をさせていただきます。
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診察2回目
医師から検査結果のご説明をいたします。検査結果をもとに、一人ひとりの症状に合わせた治療方針と、治療の流れをご提案します。受信者と相談しながら治療内容を決めていきます。
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治療
一人一人の症状、ライフスタイルに合わせた、栄養指導、運動指導、服薬指導、その他生活習慣指導を行ないます。
生活習慣の見直し
一日の食生活や運動量、生活習慣を健全な状態に指導していきます。
栄養療法
エネルギーと栄養バランスを考えた指導を行い、栄養障害による症状を改善します。
運動療法
患者別に効果的な運動療法がありますので、個人に合わせた最適な運動内容をご提案します。
薬物療法
上記の内容を取組み、大きな改善が見られない場合は薬物療法を行います。